鳥瞰図(ちょうかんず)は、地図の技法および図法の一種で、上空から斜めに見下ろしたような形式のものをいう。飛ぶ鳥の目からみたように見える、というのが鳥瞰の語義。建物や山などが立体的に描かれる。俯瞰図、パノラマ図ともいう。
単なる平面図においては一定の限定された範囲を二次元上に正確に客観的に表示するのに対して、鳥瞰図では透視図法を使った三次元的な描画あるいはデフォルメ(誇張)が可能なため、目的に応じて下記のように制作者の主観や個性をともなう様々な表現が可能である。また、反対の(下から上を仰ぎ見る)視点は俯瞰(ふかん)に対して仰瞰(ぎょうかん)といい、あるいは鳥瞰に対して虫瞰図と言う視点や表現法も提案されている。